2020/04/12 19:19


普段何となく買い物をするとき、ふと商品の裏側を見ると記載されている『Made in 〇〇』の表記。私は特にヴィンテージの雑貨や食器、家具を購入する際についつい見てしまいます。(裏にMade in Chinaの記載があった際には、そっと元あった棚に戻します(笑))


「食品を購入する際に中国産は買わないようにしている」なんていう話を聞くことがたまにあります。最近では「Made in Korea」や「Made in Thailand」もよく見かけます。逆に「Made in USA」、「Made in England」、「Made in Italy」、「Made in France」などを見かける機会が減ってきている印象を受けます。


そこで今回、『Made in 〇〇』は、どこの国のモノ・製品が人気があり、また価値のあるものとされているのか、ふと気になり調べてみましたのでご紹介いたします。


ランキングを見る前に、ご自身で考えてみて答え合わせをしてみるのも楽しいですよ!


世界の人気『Made In 〇〇』ラベルのランキング(1~20位)

1位:ドイツ(Made in Germany)
2位:スイス(Made in Switzerland)
3位:ヨーロッパユニオン(Made in EU)
4位:イギリス(Made in UK)
5位:スウェーデン(Made in Sweden)
6位:カナダ(Made in Canada)
7位:イタリア(Made in Italy)
8位:日本(Made in Japan)
8位:アメリカ(Made in USA)
8位:フランス(Made in France)
11位:フィンランド(Made in Finland)
11位:ノルウェー(Made in Norway)
13位:オランダ(Made in Netherlands)
14位:オーストリア(Made in Austraria)
15位:ニュージーランド(Made in New Zealand)
15位:デンマーク(Made in Denmark)
17位:オーストリア(Made in Austria)
18位:ベルギー(Made in Bergium)
19位:アイルランド(Made in Ireland)
20位:スペイン(Made in Spain)

※参照:StatistaによるMade-In-Country-Index (MICI) 2017
49ヵ国にEUを加えた50の国々の、43000人以上の消費者を対象に行った調査結果によるデータ(2017年)です。


いかがでしたしょうか。日本は8位でしたが、予想より上でしたでしょうか。下でしたでしょうか。
1位のドイツは高級車のメルセデスベンツ、ポルシェ、BMW、アウディなど自動車産業を始め、先進的な医療を提供しているなどイメージ通りかもしれません。

4位のイギリスは、ブリティッシュアンティーク製品など100年以上も前から素晴らしい製品を生み出しているので納得がいくような気がします。

8位のアメリカについて、Made in USAのアメリカンヴィンテージ製品が好きな私としてはもうちょっと上位を希望していました。(笑)


ちなみに、世の中にはこんなジョークがあるようですので、ご紹介いたします。

「恒久的な工業製品は、ドイツ人が発明し、イギリス人が投資し、アメリカ人が製品化し、フランス人が装飾し、イタリア人が宣伝し、日本人が高性能化し、中国人がコピーし、生きつづけている」

なんとも的を得ているようなジョークですね。(笑)
※ちなみに中国(Made in China)は49位です。

「Made in 〇〇」の表記はイギリスが発祥

19世紀の終わり頃、世界をリードしていたイギリスが自国製品の証として「Made in」を付けたのを起源としています。
その背景には諸外国からの安価な製品や粗悪品、時にはドイツからの偽造輸入品から自国の経済を守るためにこの「Made in」の印を付けたとされています。
面白いことに、ドイツからの偽造品を守るために付けたはずが、今日ではドイツにランキングで負けていると皮肉られることもあるようです。


自分の好きな国の製品「Made in 〇〇」は自己満足度を高めてくれると思う。

皆さんに好きな国がある場合、そこの国で生産されたということを記す「Made in 〇〇」が記載されている製品には気持ちが入り、うれしくなる人もいるのではないでしょうか。
例えば私の場合、同じコーヒーカップの製品が並んでいて、「Made in USA」と「Made in China」の記載が違うカップがあった場合、間違いなく「Made in USA」を選びます。そして、なぜか得した気がします。(笑)

他の人からしてみれば意味のない拘りかもしれませんが、スーツは「Made in Italy」を選び、食器は「Made in England」、車はアメ車を選らぶなどといった楽しみ方を普段しております。中には同じような方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

皆さんも是非、このような楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか!